クリスマスカードがくれた贈り物

2013/ 03/ 30
                 
季節外れなのですが年度が変わることもあって、やっぱり記録しておきたいと思って書いています。

子供たちの学校では卒業生に宛て、毎年クリスマスカードを書いていて、去年も子供達はせっせと書いていました。

毎年名簿順に割り当てのような感じで子供達はカードを書いて送るのですが


今年初め子供が帰ってきて開口一番「お母さん、僕ね、すごい手紙をもらったんだよ。」と紅潮した顔つきで話しながら近づいてきました。

いつもなら「ただいま~」そのまま部屋に直行。または今日はなんかあったなぁ~・・という声の「ただいま~」と共にわかりやすい不機嫌さを抱えこんでいたり・・・


子供も世間でいろいろな経験をして生きているんです。

しかしその日は興奮状態。聞いてみるとクリスマスカードを送った相手の方から、学校に名前指定でお返事がきていた、というのです。

お手紙の中にはお礼の手紙と図書カードが入っていました。

そういえば、毎年クリスマスカードのお返しに図書カードやプレゼントを送って下さる方がいらっしゃるとは聞いていたのですが自分の息子に返ってくるとは思っていなかったのでほんとにあるのだなぁ~という感覚でした。

「わ~よかったね~図書カード!」なんて、子供はさぞかし喜んだだろうと思ってそう言うと、子供は私を軽蔑するかのようなまなざしで手紙を差し出すのです。

手紙を読み始めると、子供は私の隣に来てちょこんと座り、また一緒に読み始めているのです。

内容からその方は団塊の世代の方で、現在宮城県気仙沼市に住んでいらっしゃる、という方でした。

その方のお手紙の内容は学生時代の楽しかった出来事、級友たちとの今も続いている交流、そして学校に対する誇りとカードへの感謝でした。

読み進んでいくうち、子供が送った一枚のカードで自分が歩んだ青春の1ページに懐かしさと誇りを感じた、ありがとう、感謝したい、そしてキミも充実した学校生活を送ってほしい、という内容が綴ってありました。

「あ~カードもうれしいけれど、この手紙、すごくうれしいね、感動するね!」、というと、子供はうなづいてとてもうれしそうでした。自分の学校の卒業生の方の中で、たった一枚のクリスマスカードにこんな風に感じてお手紙をくれる人がいる、っていうことがうれしいね、そういうと、うれしいというより、むしろ誇りに感じているような、尊敬しているかのような、そんな表情で、子供は私の言葉に納得したようでした。


いただいた一通の手紙によって、こんなにも心が動いたということが、今年度の素晴らしい出来事だったな、とどうしても記録しておきたかったのです。

現代はいろいろな手段でコミュニケーションが取れる時代で、あっという間に簡単につながってしまうけれど、それでいてとてももろくてあっという間に崩壊してしまうことも。

そんな中、学校の生徒とその卒業生というだけの関係の中で一通の手紙でこんなにも心が動かされる、という出来事が、今まであきらめかけたことでも、もしかしたら自分にも出来るのではないか、僕を応援してくれる人がいる、だから頑張れる!そういう勇気や希望を持ち続けることへの応援だったような、そんな気持ちになりました。


多感な時期の子供達が、いろんな意味で流されそうになっても、一通の手紙によって持たされた感動や誇りというものに勇気をもらって自分はどうするのか、どうしたいか、どう生きたいのか、本当に考えて行動できる人になってくれるのは、こうした素晴らしい大人に出会うことだな、と、そういう意味でこの一通の手紙は素晴らしい出会いだった、と感謝したいと思っています。





        

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コメント

        

こんにちは~
いやぁ~~良いお話だわ~
私まで感動しました
出した人のことも受け取った息子さんも
それを一緒に読んだありんこちゃんもみんなが
幸せ気分になりますね
息子さんにとっても宝物になったでしょう~
ピッピさんへ
ありがとうございます、その時の感動を書とめようか迷って結局書き出すことにしました。
子供の感動を感じることが出来て幸せな瞬間でした。
No title
とてもいいお話を聞かせて頂き、わたしもありんこさんと息子さんに感謝したいと思います。
1通の手紙の重さと温かさ、そして感動素晴らしいことですね。息子さんもきっと一生忘れられない出来事になりますね。
bluroseさんへ
読んでいただきありがとうございます。
会ったことのない方ですが一通の手紙によってつながり、私たちはとても感動しました。素晴らしい出会いに感謝したひとときでした。