心のリハビリ

2012/ 09/ 13
                 

今日で母の入院からちょうど1週間が経ちました。

 

少し自分の時間が取れるようになりました。

 

気軽なカテーテル検査から発覚した大動脈弁膜狭窄症とその治療として薦められたのが大動脈弁の置換手術でした。

 

心臓の大動脈につながる弁がうまく開かない状態で、さらに年齢的なこともあり動脈硬化の影響か石灰化もあり、薬物治療での治癒の見込みはなく、弁を生体・あるいは機械弁へ交換する方法しかない、というものでした。

 

その手術はかなり大掛かりなもので、開胸手術でさらに胸骨も開き、人工心肺に切り替えて行う手術でした。

 

本人の自覚症状はほとんどなく、手術をすることによる一時的な生命にかかわる危険と、二次的な合併症への不安は本人、家族とも大きいものでした。

 

しかし、不安とは裏腹に父と母はトントン拍子に手術日を決めてしまい、私だけが取り残されてしまったような、そんな気持ちでした。

 

手術が大掛かりなだけに手術方法や治療法、病院などをいくつか回り、納得のいく形での決定ではどうかと持ちかけましたが本人は周りのことを考えているらしく、面倒をみてくれる人が近いところがいい、と言い張りました。

 

手術前には本人も家族も解決不能な不安でいっぱいでしたがこのまま放置しても良くなることがないばかりか、突然死の可能性もあり、しかし、このまま普通の生活も可能で生きていく人もいます、というなんとも決断に苦しむ悩みでした。

 

天皇陛下のバイパス手術を行った順天堂大の天野医師の番組を以前録画していたこともあり、何度も何度も見ました。その番組の中で88歳の方も同じく弁膜症を患い、弁を交換する手術をされていました。その方は約2週間で歩いて退院することができ、本当に驚きでした。

 

天野医師がおっしゃっていた、「生きる喜び」を味わってほしい、そのために過酷なスケジュールでもこれが自分の天命と思ってやっている、その言葉に私も生きることに真剣に挑んでいく母の力になりたい、と思いました。

 

どんな姿になっても母に生きていて欲しい、その可能性がある、というのならその選択肢があるのなら行かない選択肢はないのでは?と思いました。

 

私は遅く生まれた子なので母は78歳という高齢です。先生方も年齢的な問題もあるのでなんともいえない、とおっしゃっていました。

 

おととい手術を無事終え、現在ICUに入っています。麻酔から覚めた今の状態が一番つらい時期です。

 

のどに入っていた管は取れましたが首の点滴や尿道の管、いちばんつらいのがドレーンといって不要な血液が体内にたまらないように外へ放出する管がおなかに何本か入っているので、これが一番つらいそうです。

 

胸の痛みも呼吸をするだけでもつらいようで、でも、手術の翌日からその痛みに耐えながら呼吸の練習、起き上がる練習、立ちあがる練習をしています。

 

ICUから出れて、400m歩けるようになるのが今の目標です。幸いにも二次的な合併症は今のところはなく、ほぼ予定通りに進んでいる状態ですが、面会時間が決まっていてなかなか会えないので、その分、顔を見せて励ましてきたいと思います。

 

手術前に心が落ち着かず母のもとへ行って刺し子をしてみました。

 

一般病棟ではなかなかできなくなると思いますが心の支えとして針を持つ時間も持てたらいいな、と思っています。

 

IMG_5095

関連記事
        

スポンサーリンク

        

コメント

        

ご無沙汰でした。

お母様手術の成功おめでとうございます。
心配でしたね~
娘としての想いもさぞさぞ大変だったこととお察しいたします。

だんだんと色々な管がとれて目標にむかって元気になられることをお祈り
していますね。

いつまでもお母さんには元気でいて欲しいと思っています。私はすでに父も兄も
他界してしまい今は母のみなので余計そう思います。健康って本当にありがたい
ですね。

ありんこさんも心が落ちつかないかと思いますがまだまだ残暑も厳しいので
ご自身の体調の管理も大事にしてくださいね。
気の利いたコメントが出来ずごめんなさい。お疲れが出ませんように。
コメントありがとうございます。とてもうれしいです。
とみママさんのお花のキルトのトップも拝見させていただいてました、とても素敵だなぁ~と思って見ていました。
健康な体があればなんでもできるなぁ~、今まで自分は真剣に生きていたかな~と気持ちを新たにすることができました。
作品、楽しみに見せていただいてます、それこそ、心のリハビリです。
コメントありがとうございました。
お母さまが大変な手術をされたのですね。、まずはご成功おめでとうございます。
お母さまもとても頑張っていると思います。ありんこさんも力になってあげてくださいね。
ありんこさんはじめお父様やご家族の方も心労がでませんように、そしてお母様の一日も早い回復を心より祈っております。
こんばんは~
メールありがとうございます
お返事もしないままにしてブログ拝見しました
お母さん大変なことでしたね
まずは手術の成功ほんとに良かったです
一日一日管が外れて元気に歩けるようになることを
心よりお祈り申し上げます
本人ももちろんそうですが本人以上に周りの人が心配で
落ち着かないこと良く解ります。
ありんこちゃんもお疲れが出ませんようにお身体気を付けて
下さいね~病院っているだけで疲れるものです
私も亡き父が入院しているときは付添していましたので
良く解ります。
お大事にしてくださいね~
ブログの更新がないのでお忙しくされておられるのかなと思っていたら、
お母様の手術という大変な時間を過ごされていたのですね。
お医者様の言われることを理解して判断して納得する・・・
手術決定までの不安もさぞかし大きかったことだろうと思います。
無事に成功されてほんとに良かったですね。
後はありんこさんの言われる通り、
少しずつ目標を伸ばしていって回復に向かわれますように。
今年はいつまでも残暑が厳しいですが、
ありんこさんも無理されませんように。

bluroseさん、ピッピさん、onepatchさん、コメントありがとうございます。
容態は一進一退ですが毎日確実に出来ることも増えてきており、心配あり、不安あり、希望あり、そんな入院生活です。
皆さまの温かなコメントといつもの作品や出来事の記事で癒されています。ありがとうございます。
お母様元気になられるといいですね
私の身近でも心臓の病気で手術をされたり入院したりなどがあって自分自身もとても不安です

お母様のご回復を心から願っています
カシスさん
ご心配いただきましてありがとうございます。
母はだいぶ回復しており日に日によくなってきています。
お声掛けいただきましてありがとうございます、うれしいです♪